職人集団 アールズ・ギア

アールズ・ギアは1998年、三重県鈴鹿市に誕生しました。そして2014年、製品クオリティ・生産効率・サービスの向上を目指して現在の亀山市のぼのの新工場に移転しました。従来以上の設備を備え、開発・生産・出荷の全てにおいて今まで以上のものを求めていきます。

アールズ・ギア最大の強みは、常に向上心に溢れる職人集団という事。設立からのメンバーも多く、一人ひとりが樋渡治のもと日々さらに優れたものを追い求め、マフラーをはじめとする全商品の制作に携わっています。


手曲げ

CB1300SF/SBやZRX1200DAEGをはじめとするネイキッドモデルのフロントパイプには「手曲げ」を採用しています。その滑らかで芸術的な曲線は、丁寧に、そして高精度に仕上げられ、機械曲げには出し得ない手曲げならではの美しさと輝きを醸し出します。


開発

それぞれのエンジンがもつ性能を最大限に引き出すために、延べ数十時間に及ぶシャーシテストと、樋渡自らが実走テストを繰り返し行い、そのエンジンに最適なパイプサイズや集合方法などを決定します。

開発に関しては膨大な時間と労力を費やしており、一切の妥協を許さず、納得できるまで徹底的に追及する。それがアールズ・ギア・クオリティー最大の要因です。

開発

溶接

接合部分の溶接の美しさはアールズ・ギア製品の特徴のひとつ。設立の際に「どこのメーカーよりも美しいもの造りを」との想いをもってこだわり、造り続けてきました。その後、研究・努力を重ねていくうちに設立当時よりも格段に美しいものができるようになりました。それはアールズ・ギアのもの造りに対する考え方と拘り続けてきた成果だといえます。

溶接

性能と品質の追求

アールズ・ギアのマフラーに汎用品はありません。エキゾーストパイプからサイレンサーに至る全てのパーツが、それぞれの車種の専用設計になっています。様々な特性を持ったオートバイ各々の性能を引き出すには、汎用品では限界があるのです。製造工程上手間のかかる構造であっても性能を極限まで追求するためには欠かせないこだわりなのです。

集合部のジョイントパイプについては、燃焼ガスをスムーズに送り出すだけでなく、理想的な排気干渉をさせることにより更なるパワーを引き出すために、4-1ジョイント2-1ジョイントともにプレス成型品を使用することなく、ひとつひとつパーツをチタンパイプ素材から丁寧にカットし、擦り合わせを行って造りあげています。

性能と品質の追求

規制への取り組み

アールズ・ギアの製品は全て車検対応品です。徐々に変化していく騒音規制・排出ガス規制のその内容ごとに対応しており、正しく装着・メンテナンスされた製品であれば全て車検対応となっております。

マフラー交換の最大の楽しみでもある「排気音」。それと同時に騒音として受け取られがちなオートバイの排気音。当社のマフラーはこれまでの開発・研究において、さまざまな素材・構造のマフラーをテストし、さまざまな条件でのテストを繰り返すことによって膨大な量のデータを収集・蓄積してきました。その結果、お客様に満足していただける「音量・音質」を確保しながらも、近接排気騒音規制値をクリアできるノウハウを得ることができました。「うるさすぎず、かつ走っていて十分に楽しめる音づくり」をテーマに「音量」ではなく「音質」を楽しむことに拘り続けてきた結果、規制に適合した上質で飽きのこない「ワイバン・サウンド」にたどり着いたのです。

排出ガス規制への取り組みに関しては、その規制内容にあわせてキャタライザー(酸化触媒)を内蔵し、排気効率・排ガス浄化を考える上で最適な個所にキャタライザーを装備することで、パワー、サウンド、排ガス浄化のすべての要素を満たす製品を作り出しました。

この様な日々の努力と開発・研究により培ったノウハウで、平成22年4月から施行されている新規制にも対応できる商品づくりを行っています。また、当社はJMCA(全国二輪車用品連合会)に加盟しており、JMCAの会則に則り、そして法令を遵守することで、モーターサイクルの正常な普及に努めるとともに、交換用マフラーに対する正しい理解と知識をもっていただけるよう活動しています。


オートバイ乗りが作り出す、オートバイ乗りのためのパーツ

アールズ・ギアの製品は当然のことながらオートバイに乗る人のために作られています。そんなアールズ・ギア製品は全てオートバイ乗りの手によって作られています。というのも、樋渡を含む現場スタッフ全員がオートバイ乗りだからです。スタッフ全員で行く社内ツーリングや自社製品体感研修(という名のツーリング)をはじめとし、製作スタッフはいつもオートバイに触れています。オートバイ乗りの気持ちはオートバイ乗りにしかわかりませんよね。そんなオートバイ好きが作り出した製品にはオートバイ好きなスタッフの熱い想いがこめられているのです。

オートバイ乗りが作り出す、オートバイ乗りのためのパーツ
オートバイ乗りが作り出す、オートバイ乗りのためのパーツ

アールズ・ギア代表/樋渡 治

現在もマフラー開発・製作に携わるだけでなく、自らオートバイを駆り、日本全国を駆け回る樋渡 治。愛車BMW R1200GSアドベンチャーでの走行距離は年間2万キロを超える。そしてGPライダーとして得た経験と、いま現在ツーリングや街乗りから得た経験をマフラー開発・その他の商品開発に積極的に活かしています。

自らがオートバイを愛し、自らがオートバイに乗ることで、樋渡 治として、アールズ・ギアとして、ユーザーの皆様が満足していただけるモノ造りができる。それこそがアールズ・ギア代表としての樋渡 治のこだわりであり、大きな悦びなのです。 そんな樋渡 治のオートバイに対する熱い想いが、アールズ・ギアの商品には注ぎ込まれています。


r's gear History

1978年
20歳でロードレースを始める。
1980年
国際A級に昇格。これを機に鈴鹿に移り住み、マフラー制作に携わりながらレースを続ける。
1984年
鈴鹿8時間耐久ロードレースにおいて、日本人最高の4位入賞。
1987年
全日本ロードレースGP500クラスにて、型遅れの3気筒NS500を駆り最新鋭4気筒のNSRやYZRを相手にトップ争いを展開、雨の鈴鹿で見事優勝。非力なマシンで激走する姿は、観る人すべてに興奮と衝撃、そして感動を与えた。
1988年
スズキワークスにGP500契約ライダーとして迎えられ、世界GP500、全日本GP500に参戦。6月の鈴鹿ではスズキRGV-γ(ガンマ)に初優勝をもたらし、モーターサイクルスポーツの頂点を極める。この頃、レース活動と同時にマシン開発にも非凡な才能を発揮し、世界GP500でチャンピオンを獲得したケビン・シュワンツを支えた。
1994年
ロードレースの世界から引退、16年に渡る現役生活に幕を下ろした。
1995年
再びマフラー制作に従事。
1998年
有限会社 アールズ・ギア設立。ビッグバイクを中心とする手曲げオールチタンマフラー「ワイバン」の製造・販売を開始。
2001年
手曲げチタン+ステンレスの新シリーズ「ソニック」デビュー。チタンとステンレスのハイブリッドモデルで高いコストパフォーマンスを誇り、デビューと同時に高い評価を得る。
2003年
スーパースポーツ&レーサーレプリカ向けシリーズ「GPスペック」デビュー。マシンベンドのオールチタンマフラーで、超軽量&高性能を発揮。
2004年
新工場に移転。
2005年
ワイバンコンフォートシート、エアロコンフォートスクリーンデビュー。マフラーだけでなく、ライディングにこだわったニューアイテムを登場させる。
2008年
5軸マシニングセンターを自社工場に導入し、ハイクオリティビレットパーツ「アクティブ・コンフォート」シリーズを発売開始。ライダー樋渡ならではの目線で企画・開発された製品の数々はユーザーから高い評価を得る。
2010年
平成22年4月施行の新規制にいち早く対応し、他社に先駆けて新規制対応マフラーを続々とリリース。主力のCB1300、ハヤブサ、ZZR1400、FZ-1など、継続商品の全てで新規制をクリア。
2014年
新工場に移転。
株式会社に組織変更。